冬の月20周年 蔵元の想い
西暦2000年の冬・・・。
全てはここから始まりました。
まだ今のような無濾過生酒の大ブームが起きる前の「先駆け」としてこの世に誕生した「冬の月」。
ビールの世界ではドライ一辺倒の流れに向かっていた時代。清酒業界も新潟に代表されるような淡麗辛口全盛期でした。
販売初年度は生産量もわずか726本で、なんと全量が“袋取り”の無濾過生原酒でした。
その当時はまだ、全国の冷蔵便の物流システムも万全でなく、
最初の数年は販売に大変なご苦労をお客様にお掛けすることになってしまいました。
しかしながら、実際にご購入いただけたお客様には大きなインパクトを与え、
じわじわと口コミは広がり、5年目の冬より販売エリアは全国的に広げていくことになりました。
いつの間にか“長く愛され20年”・・・。
「ひとくち飲んで“やっぱり日本人に生まれてきてよかった~”と口に出したくなるような酒を醸したい、
日本人のDNAを呼び戻すような米本来の旨味を伝えたい」という嘉美心の想いに共感頂いた、
全国のお客様と歩んできた20年でした。
2019年5月1日より「平成」が終わり、新たに「令和」という新しい時代となりました。
その新しい時代のスタートと共に、冬の月は20年の歩みを始めます。
嘉美心酒造では「お客様の口に入るまでが酒造り」と心得ております。
蔵元とお客様の縁結び役を担う酒販店様、流通の皆様のお力添え(バトンリレー)が完成することにより
初めて日本酒の持つ奥深さ、醍醐味をお客様に伝えることができると考えています。
佳い酒を佳い人に・・・。
農家さん、資材業者さん、飲料店の皆様、そして嘉美心をこれまでご愛飲頂いているお客様・・・、
これまでに与えられた全ての出逢いとご縁に心より感謝申し上げます。
嘉美心酒造株式会社 五代目蔵元 藤井進彦
嘉美心酒造の企業理念
~私たちの誓い~
私たちはお酒を作ることでは
メーカーですが、
生きる上では消費者です。
だから家族の口に
入れさせたくないものは
作りません。
全ての行動の原点は、、、
「お客様の口に入るまでが酒造り」